こんにちはーー ニモジです。
今日は敬老の日で祭日、お休みでしたが予定もなかったのでまとめて刃物を研ぎました。
掛けた手間が研ぎ味になって返ってくるので刃物研ぎは楽しいです。
腰に来るので、頻繁にはやらないですけど。
良く切れる刃物も使えば鈍る
今日の道具はこの4本です。
- モーラナイフ コンパニオンヘビーデューティー(カーボンスチール):キャンプ・バトニング用
- オピネル ステンレススチール#8 コロラマ ダークブルー:キャンプ・調理用
- ミニフォールディングナイフ:キャンプ?
- 奥様が、毎日使う包丁(たぶん スーパーストーンバリア包丁):自宅・調理用
コピー用紙に刃を入れてみましたがどれもスパッとは切れず。包丁とモーラナイフに至ってはコピー用紙に刃が入っていきません。
良く切れる刃物も、使っていけば切れ味が落ちて、なまるのは仕方ないことです。
研いで、本来の切れ味を取り戻してやりましょう!
道具を準備します
- 荒砥#240、中砥#1000が裏表になった砥石
- 仕上げ砥石#6000
- 新聞紙、革砥
砥石は使う前に水に沈めて十分給水させます。10分ほど沈めて気泡が出無くなれば大丈夫。
最近は事前に給水させないで良い砥石があるそうで、それだと思いついたらすぐ研げてイイですね。
砥石がずれない様にふきんを敷いたら準備完了です。
研ぎ方@自己流
柄を握り、刃をつけたい角度を意識して砥石に当てます。
指2,3本を刃に添えます。刃の背から先に向けて押して研ぎ、力を抜いて手元に引き寄せます。
繰り返していると砥石が摩擦で削れて、ペースト状になってくるのでココから研ぎの開始です。
両刃の刃物は、
- 荒研ぎ:研ぎ20回×2セット×両面
- 中研ぎ: 研ぎ20回×2セット×両面
- 仕上げ: 研ぎ20回×2セット×両面
指を添えた部分を研いでいるので20往復したら、指を添えた幅だけ移動してまた20往復…を繰り返して全体を研ぎます。これを2セットで刃の片面を研ぎます。
真っすぐな部分は前後に直線的に動かして研ぎます。
刃先に向けた曲線部分は「し」の字を描くように動かして研ぎます。
切っ先は少し立てて研ぎます。
研ぐのは刃に添えた指の役割です。砥石に押し付けるようにして前に押して研ぎます。柄を持っている手は角度を維持するのと手元に引き戻す役割です。
回数を決めて研ぐのは、なるべく刃全体をまんべんなく研ぐためです。好きなだけ研げばいいですが、研ぎすぎても刃物が削れて小さくなるだけで切れ味は良くなりません。
刃先にダメージが無ければ荒研ぎは省略しても良いと思います。
砥石は表面が平らである必要があります。研ぎ終わったら近い番手の砥石同士をこすり合わせて平面出しをしておきます。矯正専用の道具(砥石)もあります。私の荒砥、中砥は反っちゃってますけど。w
片面を研ぐと、研いでいない側にバリが出てきます。反対面を研ぐとこれは削れますが今度は逆側にバリが出ます。荒研ぎ、中研ぎ、仕上げと進めると最後にも片側にバリが出るので、バリ落としの為に最後に研いでいたのと反対面を何回か研ぎます。
研ぎ終わったら刃先を慣らします
研ぎ終えた刃物はもうひと手間、革砥(かわと)を撫でつけて慣らし(磨き?)ます。
革砥はなめし皮を板に張り付けた道具です。床屋さんが剃刀を使う前に革でシュッシュッってやるあの感じでしょうか。片側は研磨剤を塗って磨き、もう片側はそのままのなめし皮で仕上げます。
研磨剤はピカールを使っています。ピカールをつけた革砥で慣らすと研いだ刃先が輝くのでやってます。自己満足かもしれません。 w
革砥が無ければ新聞紙を削ぐように撫でても良いようです。こっちの方が手軽ですね。
切れ味復活です ビフォー・アフター
写真の上の方に映っているのが研ぐ前にテストしたコピー用紙(ビフォアー)、
写真の下の方に映っているのが研いた後にテストしたコピー用紙(アフター)です。
研ぐ前と比べて、どれもスパッとコピー用紙に刃が入るようになりました。
ミニフォールディングナイフは刃渡りが短いので、スパッと引けないですが…
4本どれも刃も輝きが戻り、切れ味が戻ってきました。研いだ甲斐がありました。
<超重要>
自分のナイフを研ぐときは、必ず奥さんの包丁も研ぎましょう!
それでは、今日はこの辺で。 少しでも参考になったら嬉しいです。
毎日の生活を楽しんで行きましょう〜〜
コメント