こんにちはーー ニモジです。
もうじき走行45,000kmになるNC750Xで2回めのバッテリー交換をしました。
セルの回り方が少し弱々しくなって気になっていました。
エンジンを一度始動すると次からは元気に始動するのでまだ行けるような気もするのですが、
バッテリーは突然お亡くなりになるので予防として交換することにしました。
以前、北海道ツーリングに出かけようとしたらセルが回らなくなっていて、大慌てでパーツショップに駆け込んだのは私です。(^_^;)
電気は機械いじりとは違うコツ、注意すべきポイントがあります。
毎度の事ですが自己責任でやっています。
お品書き
- YTZ14S互換バッテリー
- プラスドライバー
純正はGSユアサバッテリーのYTZ14Sです。安心の日本製で1.6〜2.1万円ほどで売られています。
YTZ14S互換でコスパが人気な台湾ユアサのTTZ14Sは0.8〜1.1万円ほどのようです。
今まで使っていたのはAZというブランドでパーツショップでそれしか無くて1.5万円位で購入したものです。
で、購入したのはVelocityと言うブランド。
楽天のショップでも最安クラスで、送料込みで4,000円を切る価格!です。
おそらく大陸製だと思われますが、外箱のどこにも生産国表示が見当たりません。大丈夫か?
手順
新バッテリーを充電する
液入のメンテナンスフリーバッテリーなので、届いてすぐに使えるだろうと思っていましたが…
一応テスターで電圧を測ってみました。
弱っていたはずのバッテリーが13.5V(一度エンジンを始動した後)、到着した新品バッテリー12.2Vでした。
このままでは使えませんね。(^_^;)
販売HPや取説でも充電を推奨していました。
満充電させたら13.6Vに電圧が上がりました。これで交換しても大丈夫そうです。
充電器を探していたら日曜の夕方になってしまったので、バッテリー交換は翌週に延期になりました。
メンテナンスリッドを外す
普通のオートバイのガソリンタンク位置にある物入れをキーで開けて、プラスドライバーで2本ネジを外すとメンテナンスリッドが外れます。
すると、中にバッテリーがあります。
非常にごちゃごちゃしているのは補助等やETCなどの回路を素人加工で追加しているからです。
再度、交換前に電圧を測ってみたら約12.6V でした。やはり弱っていますね。
車の電装品の電圧は一般的に12ボルトと表現されますが、実際のバッテリーは13.5ボルトぐらいが元気な状態です。
12ボルトまで電圧が下がったバッテリーではおそらくセルは回りません。
端子を外す 引く(外す)は”ー”から
バッテリー端子をプラスドライバーで緩めて外します。
「引く(外す)は”ー”から」必ず、マイナス・プラスの順で外します。
理科では電気はプラスからマイナスへ流れると教わります。これは”電気”の話。
そして電気の正体は電子の移動です。”電子”はマイナスからプラスへ流れます。
なのでマイナス極がバッテリーにつながっていると回路の殆どに電子が電圧を伴って満たされている状態です。
プラス極を先に外すとその端子はフレームやケースの金属部分に触れると簡単にショートして危険です。
だから、電気回路を触るときはマイナスを最初に外し、マイナスを最後につなぐのがセオリーです。
私は、「引く(外す)は”ー”から・足す(つなぐ)は”+”から」と教わりました。
バッテリーを外す
バッテリーは真ん中のゴムバンドでバッテリーの底部にあるフックで止まっています。
ゴムバンドを持って、下に引っ張るとバンドが外れてバッテリーが引き出せるようになります。
結構重くて、つるつるして持ちにくいので気をつけて取り外します。
端子をつなぐ 足す(つなぐ)は”+”から
付属のボルトと雌ねじ金具を使って、バッテリー端子をプラスドライバーで締めてつなぎます。
「足す(つなぐ)は”+”から」必ず、プラス・マイナスの順でつなぎます。
バッテリーを完全に収めてしまわずに、端子が見えるまで引き出した位置で作業する方がやりやすいです。
ここでトラブル発生です。マイナス端子の穴位置が合いません!
バッテリー端子の取付ボルトはギリギリの長さなのでピッタリ収まらないと締め付けられません。
マイナス端子の穴を上に少し広げ、マイナス端子の下面を少し削ってなんとかしました。
これが安いが故の品質という事なのでしょう。
バッテリー交換後にもう一度電圧を測ったら、13.7Vでした。少し上がっていますが…誤差ですね。
バッテリーを固定して、メンテナンスリッドを閉める
ゴムバンドをぎゅっと下に引っ張って、フックに引っ掛けてバッテリーを固定したら、
ハーネス(電線)を気をつけて収めて、外れているような場所が無いか目視で確認します。
メンテナンスリッドを2本のプラスネジで元通りに取り付けます。
キーをONにして、確認&時計合わせ
キーをONにして、パネル表示に異常がないか確認して、セルを回してエンジンを始動しました。
キュルルッ、ドゥルゥン…と元気にエンジンが始動しました。セルの力が戻りました。
後はヘッドライト、ウインカー、ブレーキランプがちゃんと点灯すること、
補助灯が点灯して、ETCのインジケーターが点くのを確認しました。
バッテリーを外すと時計はリセットされてしまうので、時刻合わせをしました。
少し、近所を乗ってきましたが異常なしです。無事にバッテリー交換ができました。
バッテリーの廃棄
バッテリーは家庭ごみとして出せないので専門の業者さんに廃棄して貰う必要があります。
販売業者が引き取りをしていない場合は、引き取ってくれるガソリンスタンドを探します。
何時まで使えるかな?
バッテリーの使用履歴は以下のとおりです。
使用時期 | 使用期間 | 備考 | コスパ | |
新車バッテリー | 2016年4月〜2018年8月 | 4年4ヶ月 | 最後は始動不能。 4年以上持ったのはさすが純正! | 2万円として 4,615円/年 |
AZバッテリー | 2018年8月〜2021年3月 | 2年7ヶ月 | まだ行けそうだが、 弱ってきたので交換 | 1.5万円ととして 5,806円/年 |
Velocity | 2021年3月〜 | 2年持てば(希望)⇛ | 0.4千円として 2,000円/年? |
結果を見ると純正バッテリーのコスパが良いことが分かります。
さあ、後はこの格安バッテリーの耐久性がどうか?いつまで持つのかです。
2年持ってくれればコスパ最高ってことになって嬉しいんですけど。(*^^*)
それでは、今日はこの辺で。 少しでも参考になったら嬉しいです。
毎日の生活を楽しんで行きましょう〜〜
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