こんにちはーー ニモジです。
この前、冬キャンプ用に買ったハクキンカイロは使い捨てカイロと比べてすごく温かいです。
暖かいんですが、場合によっては熱すぎる時があって…温度調整できるようにしてみました。
ハクキンカイロの仕組み
ざっくりいうと:
ベンジンが蒸発してプラチナ触媒に触れたときの化学反応で発熱している。
燃料が燃えているわけではないので、安全でクリーン。
ハクキンカイロの使い方
蓋と火口を外して、専用の注油カップでベンジンを入れます。
注油カップは必ず写真の位置にセットします。
上の画像の状態は下に落ちる穴が塞がれているので、ベンジンを注いで計量できます。
ハクキンカイロは自立しないのでしっかり持って、こぼさないようにベンジンをゆっくり入れます。
注油カップは90度回すと中にベンジンが落ちて、中の脱脂綿に染み込みます。
漏斗の中間の目盛りが1単位で6時間分、最大で4単位の24時間まで使えます。
ベンジンの量と標準使用時間
1目盛り | カップ半分 | 6時間 |
2目盛り | カップ1杯 | 12時間 |
3目盛り | カップ1杯 半 | 18時間 |
4目盛り | カップ2杯 | 24時間 |
火口を取り付けます。ベンジンがカイロ本体に付いていたら、きちんと拭いて乾かします。
火口の中にあるプラチナ触媒に、マッチかライターの炎を上から3~5秒あてます。
説明書にも点火と書いてありますが、火をつける訳ではなくプラチナ触媒の温度を上げる行為です。
ガストーチ(ターボライター)では、2秒ぐらいで温まり始めました。
パワーと燃費を調整しよう
ハクキンカイロは空気(酸素)と反応して発熱しているので、空気の取り込み量を減らせばパワーを抑えられます。パワーを抑えた分だけ発熱時間は伸びます。
空気の取り込み量を減らしても、燃えている訳ではないので不完全燃焼にはなりません。
空気を完全に遮断してしまうと、反応が止まってしまいます。
超お手軽 パワー調整(1~2割セーブ)
準備も道具も必要無し! 蓋の方から袋に入れるだけ。w
たったこれだけで、体感的には1~2割セーブできます。
ハクキンカイロの袋は入口がマジックテープになっていて端が少し開いています。
袋の入口の方が空気が入りやすいので、蓋を袋の入り口に向けるとフルパワーで
蓋を袋の底に向けると布目からだけ空気を空気を取り入れるので、少しパワーセーブできる。
ずっと暖かいままで、少し持続時間を伸ばしたいような時に使えると思います。
お手軽 パワー調整(最大5割 段階セーブ)
道具は要るけどほぼタダ! アルミホイルを畳んで、蓋の穴をふさぐ
幅25cmの普通の料理用のアルミホイルを6㎝ほど切り出し、
切れ目を内側に折り込んで、折り込んで…3cm×12.5cmの帯状に畳みます。
このアルミホイルの帯で蓋の両面を覆うと、体感的に5割セーブできます。
持続時間も倍以上に伸びました。
粘着アルミテープを使っても同じようなことができますが…この方法は:
- お手軽でほぼタダ 何度でも作り直せる
- カイロがベタベタにならない
- 空気孔の塞ぎ方でパワー調整ができる
- 半分に折りたたんで片面だけ覆って2.5割セーブ
- 上手にずらして袋に収めれば、ほぼ無段階に調整
- アルミホイルで本体側に覆えば空気孔は塞がず、フルパワー(又は1割セーブ)
ハクキンカイロはベンジンを入れた状態で持ち歩けないので自宅から発熱させて持って行きます。
この方法は、最初はパワーセーブしてベンジンを節約しながら持って行って、
寒くなったらアルミホイルを外してフルパワーで温まるという使い方ができます。
キャンプで試したら、カップ1杯半の燃料でキャンプを含む30時間ほど発熱が持続していました。
お試しあれ。
それでは、今日はこの辺で。 少しでも参考になったら嬉しいです。
毎日の生活を楽しんで行きましょう〜〜
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