こんにちはーー ニモジです。
私、クルマも乗っています。
お家で満タン! 日産リーフ! ZE0型・初代モデル Gグレードです。
日産・ZE0リーフはこんなクルマ
2011年に発売された電気自動車、EVです。
カタログスペックは、
24Kwhのバッテリー、80KW(109ps)のモーター、228kmの航続距離
全国に点在する急速充電器か、自宅に設置した専用のコンセントから充電して走ります。
電気で走るので、エネルギー効率は燃費ではなく電費(Km/Kwh)と表現します。
カタログの228Km 航続というのは24Kwhのバッテリーを95%使って、10km/Kwhの計算です。
10Km の電費というのは理想的な状態での話で、私は良い条件でも8.5kmぐらいです。
モーターで走るので、走行時はタイヤの音と風の音しか聞こえません。超静かです。
走行用バッテリーとは別に装備用の12ボルトバッテリーも積んでいます。
実は速い
電気自動車は遅いと思っていませんか?
それはドライバーが航続距離を伸ばすためにおとなしく運転しているからです。
モーターはエンジンと違って停止状態から直ぐに最大トルクで回ります。
ミッションも無いのでアクセルを踏めばダイレクトにフルパワーでタイヤが回り加速します。
”加速性能”だけで言えば3リッタークラスのスポーツモデルに引けを取らないと思います。
ラフにアクセルを踏み込むと純正のエコタイヤを軽々ホイールスピンさせるぐらい元気です。
足回りがスバラシイ!
バッテリーが床下に敷き詰めてあって重心が低いので、コーナリングが良いというのは比較的よく聞く評価です。
重心の低さもありますが、私は足回り・サスペンションシステムの性能が素晴らしいと思っています。
バッテリーで1,755kgと重いボディ、電費重視のエコタイヤというハンデを背負ったクルマです。
それなのに、
- コーナリングで破綻せず限界が高い
- 加速でもブレーキングでも挙動が安定している
- 動きがしなやかで揺れはピシッと収まる
- 乗り心地が良くて、運転が楽しい
私の思うリーフの一番の良さは、
秀逸なサスペンションシステムによる優れた走行性能です。
ランニングコストが安い
走行距離あたりのコストでいうとスーパーカブといい勝負?
私は深夜電力で充電するので、2円/Kmぐらいの計算です。
当初は充電インフラが社会実験状態だったので、外の急速充電器で充電するのはタダでした。
今は日産の充電プログラムの会費を払わないと外では充電できません。
先進装備の数々
今としては当たり前のものも多いですが、10年前としては攻めた装備でした。
- クルーズコントロール
- 楽に長距離運転するためではなく一定の速度で走って電費を伸ばすために付いています。その証拠に41km/hからセットできます。
- LEDヘッドライト&テールライト
- 電気を節約するための必然的装備です。電力消費がそうでもないスモールやウインカーなどは電球です。
- オペレーターとつながるナビシステム
- サービスと言うよりバッテリー切れ・電欠になった時に助けを求めるためのものです。
- ソーラーパネル
- 発電しますが走行用には供給されずナビ等の装備用12ボルトバッテリーを補助します。倉庫バッテリーから12ボルトバッテリーに充電する電気を節約します。
- 電動パーキングブレーキ
- スイッチで操作するパーキングブレーキです。EVのイメージだったのでしょうが次期型からは普通のパーキングブレーキに戻りました。電気も食いますし。
- バックモニター、ETC … 普通です。
電力消費との闘い!
24Kwh✕95%✕60分 = 1,368Kw分÷80KW = 17.1分
最大出力で走り続けたら、たったの17分で電欠です。
単純計算での話ですが、アクセルをベタ踏みしたらバッテリーはガンガン減っていきます。
航続距離を伸ばすために、そっと踏んで一定速度を保って乗る乗り物です。
回生ブレーキ
ガソリン車でいうエンジンブレーキ状態になると、モーターがバッテリーに充電します。
これが回生ブレーキ。
前の信号が青から黄色に変わるとアクセルを緩めて回生ブレーキを使います。
上り坂が終わって、下りになって回生ブレーキが効き始めるとホッとします。
ヒーター
ガソリン車ではエンジンの熱で温まった冷却水を室内の熱交換器に通して室内を温めます。
ZE0リーフはそこに電気で熱した湯を通して暖房しています。電熱器で湯を沸かすので電気の消費は半端ないです。
(今のリーフの暖房はヒートポンプエアコンによる暖房で効率が良くなっています。)
私は快適性より航続距離を優先したので、冬は殆ど暖房を使いませんでした。
バイクと比べれば、風が体に当たらない分マシです。
エアコンの冷房も電気を食いますが、暖房ほどではないので暑いのは我慢しません。
バッテリーの寿命
バッテリーは温度によって発電性能が変化します。丁度いい温度でないと高すぎても低すぎても性能が悪くなります。
四季で言うと、春秋は良くて、夏冬は悪いという感じです。空調を使わなくても夏冬は電費が落ちます。
この温度変化はバッテリーの寿命に大きな影響を与えるそうで、
使わなくとも経年によってバッテリーが劣化して、充電できる許容量が減っていきます。
(最近のEVはバッテリーの温度変化を抑えるための恒温システムが装備されるのがトレンドだそうです。)
つまり、徐々に航続距離が減っていくということです。
最初は通勤4日毎に充電すればよかったものが、3日毎になり2日毎になります。
これが電気自動車最大のデメリット。
メーターパネルの右端にあるのが充電関係のインジケーターです。
最初は満充電まで12セグメント分の能力が合ったバッテリーが8セグメントまで劣化してしまいました。
満充電しても表示される航続可能距離は100kmに届かなくなってしまいました。
寿命が目に見えて減っていくというのは気持ちの良いものではありません。
という訳で乗り換えを決意して、ドナドナしました。
電気自動車という初めての乗り物は、たくさん新しい経験をさせてくれました。
我慢をすることも多かったですが、静かでいざとなれば速くて楽しいクルマでした。
ありがとう! リーフ。
それでは、今日はこの辺で。 少しでも参考になったら嬉しいです。
毎日の生活を楽しんで行きましょう〜〜
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