こんにちはーー
ニモジです。
先日レポートした通り、ホンダ ダックス125(Dax125 JB04)の使い勝手を改善しました。
操作にも少し慣れてきて、気になり始めたエンジン・ミッションあたりをもう少しなんとかしたくなりました。メンテのつもりであれこれと触っていくうちに、盛りだくさんの内容になりました。
結局、ECU書き換えまで…w
エンジン回転を滑らかに:オイル交換・ZOIL添加
慣らし運転も中盤、600km走ったところで初回のオイル交換をしました。取説によると初回は1,000kmですが購入したショップの勧めもあって初回は少し早めに交換しました。使用したオイルは手持ちのホンダウルトラG2(10w-40)です。ちょっと硬いかなw
○ エンジンオイルの純正推奨はホンダ・ウルトラG1(5w-30または10w-30)です。
○ 必要なオイル量はオイルフィルター交換時0.85L、非交換時0.8L(総容量1.0L)です。○ 交換時期の推奨は初回:1,000kmまたは1ヶ月、以降:3,000kmまたは1年ごとです。
○ オイルドレンボルトの締め付けトルクは25 N·m(2.55 kgf·m)です。
<取扱説明書等より引用>
ホンダ純正オイルは昨年ラインナップが変更されています。旧ウルトラから新Pro Hondへ以下のように変わった(継承した)ようです。
| 旧シリーズ | 新シリーズ |
|---|---|
| ウルトラ G1 | Pro Honda STANDARD(部分化学合成油・5W-30) |
| ウルトラ G2 | Pro Honda SPORTS(部分化学合成油・10W-40) |
| ウルトラ G3 | Pro Honda PREMIUM SPORTS(100%化学合成油・10W-30) |
| ウルトラ G4 | Pro Honda RACING(100%化学合成油・0W-30) |
| ウルトラ E1 | Pro Honda SCOOTER(部分化学合成油・10W-30) |
| ウルトラ S9 | 廃盤(上記Pro Honda SCOOTERに統合?) |
オイルフィルターを買って同じものをストックで持っている事に気づきました。これはNC750XのDCTオイルフィルターと同じ部品ですなw。初回はオイルだけ交換して次回オイルフィルターはストックしていたものから使うことにしました。
オイルを交換します
作業写真がありません。ごめんなさい。作業手順は下記です。
- 暖機する(やけどしない程度に冷ましてから以降の作業へ)
- フィラーキャップを緩めておく
- 古いオイルを抜く(車体を水平にして抜き切る)
- ドレンワッシャを新品に交換しドレンボルトを締める
- オイルフィルターを交換する(オプション 2回に1回程度でOK?)
- 新しいエンジンオイルを注入する *1
- エンジンオイルレベルを確認する *2
- お住いの地域のルールに則って廃油を処理する
*1 オイルは規定量が基本ですが私は気持ち少なめに入れるようにしています。多く入れてしまうと減らすのは大変です。後から、添加剤を入れるなら予めその分は減らしておきます。
*2 ”まっすぐ起こした状態”で”オイルレベルゲージをねじ込まずに”オイルレベルを見ます。3~5分暖気後、エンジンを止めて2~3分まってオイルレベルを最終確認します。
ドレインボルトはマグネット付きに交換しました。出た鉄粉が少し集められる程度なので、まあ、おまじない的なアイテムです。w
交換で、ドレインボルトの頭は12mmから14mmにサイズアップとなりました。
ZOILを添加します
オイル添加剤はスーパーゾイルecoを入れました。
一般にスクーターはクラッチにエンジンオイルが廻らないのでベルハンマーのようなクルマ用の添加剤が使えます。しかし、ダックス125はクラッチレバーが無いだけで自動遠心クラッチがエンジンオイルに浸っているのでクラッチが滑るようなオイル添加剤は使えません。そこでクラッチ滑りの心配が無いスーパーゾイル(SUPER ZOIL)を選びました。ゾイルはバイクいじりで何度も使ってきて効果を経験しています。
スーパーゾイル eco(for 4cycle)はエンジンオイルに対して5%が適量なので、ダックス125のオイル交換が0.8Lと考えると、ゾイルeco:40mlを添加します。(エンジンオイルは初めに760mlに減らしておく理屈ですが、オイルレベルを外れなければ添加剤を後から追加してもOKです)
200mlボトルのゾイルecoならほぼオイル交換5回分に使えます。
オイル添加剤はエンジンへのダメージを減らしてくれる事を期待して入れています。私感ですが、ZOILは添加後100~200kmぐらいでエンジン回転が滑らかになっていくように感じます。
エンジン点火を確実に:MotoDXプラグへ交換
プラグを替えるならイリジウム(IXプラグ)と思っていたら、今はMotoDXプラグなのだそうです。MotoDXプラグは電極にルテニウム?を配合したイリジウムプラグを更に良くしたプラグなんだとか。
謳い文句は次の通りです。
- 優れた着火性と火炎が広がりやすい構造で、理想の燃焼を実現
- 優れた着火性によりスロットルレスポンスを向上
- 優れた燃焼効率により燃費を改善
- くすぶり・かぶりに強い
- 一般/イリジウムの3,000~5,000kmに対し、8,000~10,000kmとロングライフ
○ 標準スパークプラグは、NGK製 CPR7EA-9S です
○ スパークプラグレンチは16mmサイズの壁薄型のプラグレンチが必要です
○ スパークプラグの締め付けトルクは12 N·m(1.2 kgf·m)です
プラグを交換します



スパークプラグは車載工具で外すものと思っていたら、ダックス125の車載工具にプラグレンチは入っていないのでした。w



スパークプラグはネジ山を壊さないように最初は手で締め込みます。トルクレンチが無い時は手で回らないところまで締めて、更にレンチで1/6回転締めると良いのだそうです。
プラグを変えてもパワーアップを感じられるほど感覚が鋭くありません。しかし、「きっと良いはず」で納得できる価格なので、まず交換するようにしています。
ギヤ比をハイギヤードに:ドライブプロケット16Tへ交換
ダックス125は二人乗りを想定しているせいか、1速・2速がとてもローギヤーに感じます。信号待ちからの発信で、交差点の中で1速→2速、交差点出口で2速→3速という感じで走り始めがとても忙しい。w
そこで、ドライブ(フロント)スプロケットを15Tから16Tに変えることにしました。全体的にハイギヤーになりますが、バランスが取れて乗りやすくなるんじゃないかなと。
○ スプロケット固定ボルトの締め付けトルクは12 N·m(1.2 kgf·m)です
○ チェーンの遊び規定値は上下の最大振幅で30〜40mmです。
○ リアアクスルナットの締め付けトルクは59 N·m (6.0 kgf·m) です
スプロケットを交換します



シフトを1速に入れてからシフトペダルを外し、ドライブスプロケットカバーを外します。アクスルシャフトを緩め、チェーンアジャスターを(ロックを解除し)緩めチェーンをたるませます。
スプロケットは固定プレート(フィキシングプレートのボルト)の2本のボルトを緩め、固定プレートをドライブシャフトのスプラインに合うまで回して引き抜きます。スプロケットからチェーンを外して手前に引いて取り外します。



純正スプロケット(15T)は刻印がある方が表ですが、交換する16Tスプロケットには表裏が無いようでした。交換する16Tスプロケットには歯にモリブデングリスを塗っておきます。
取り外しとは逆の手順で、スプロケットを入れ、チェーンを掛け、固定プレートを入れます。固定プレートをボルト穴が通る位置まで回し、中強度のネジロック剤(画像は付けすぎw)を塗ったオリジナルの固定ボルトで締め付けます。



スプロケットの直径が大きくなるので、干渉の危険があるスプロケットガードプレート(ガスケットのようなパーツ)を対策版に交換します。比較してみると内側(スプロケット側)が細くなっています。この純正プレートはガードから突き出ている樹脂の突起の頭を溶かし潰して付けられているので、この突起の頭を均して取り外します。対応プレートの取付は、なるべく元と同じように突起の頭を潰しておきます。
※対応パーツには2枚のワッシャーが入っていますがダックス125には使いません。
(取説にハンターカブ等で使うと書いてあるものの、使わないケースの記述が無い)
チェーンの張りを調整します
スプロケットガードとシフトペダルを取付たら、チェーンの張りを調整します。チェーンの遊びはサイドスタンドを掛けた状態で上下の最大振れ幅を計測します。ドライブシャフトのシールには、チェーンの遊びは35mmとありますが取説上では30~40mmです。チェーンアジャスターは左右が均等になるようにノギスなどで測って調整します。調整したらチェーンアジャスターをロックします。それから、アクスルシャフトを締めて完了です。
ダックス125にはセンタースタンドが無いのでタイヤを空転させてのチェーン送りができません。チェーン調整後の動きの確認やチェーンメンテのためにサイドスタンドの反対側からスイングアームを持ち上げるメンテナンスロッド(簡易ジャッキ)も買いました。
ドライブスプロケットを16Tに変えた結果、1速のダッシュは少し緩やかになりましたが、1速・2速の使えるレンジが増えてシフトチェンジの忙しさが緩和されました。3速・4速でもたつくような感じもないので、狙い通り乗りやすくなりました。
スピードメーターの誤差は
ダックス125を含む最近のバイクはミッションの出力回転でスピードを測っているので、フロントスプロケットの歯数を増やしハイギヤーにするとスピードが低く表示されるようになります。(昔はフロントタイヤの回転で測っていたので狂わなかった)
これはメーターが同じ40km/h表示でも交換前よりスピードが出ているということです。
という事でGPSアプリでスプロケット交換前・後を比較してみました。(GPS表示を実速と仮定して)
純正メーターは、実際の速度より速く表示するものなので…
| メーター表示 | GPS表示 スプロケ純正(15T) | GPS表示 スプロケ交換後(16T) |
|---|---|---|
| 40km/h | 37km/h | 38km/h |
| 50km/h | 45km/h | 49km/h |
| 60km/h | 54km/h | 59km/h |
結果:メーター表示と実速が近づくが、実速がメーター表示を超える程ではない
走りながらメーターとスマホのGPSアプリをチラ見しての記録なので精度は怪しいです。しかし、メーター誤差のせいでスピード違反することは無さそうですね。
低回転を力強く:ECU書き換え
(↑最もメジャーと思われるFIコン)
ここまでやって、私のダックス125はだいぶ乗りやすくなりました。ですが、次の気になるポイントが出てきました。
パワーバンドが意外に狭いというか、5,000rpmぐらい回っていないとトルクが足りなくて上り坂でジリジリとスピードが落ちてきます。(80kg近い私のボディが悪いのでしょうが…)
どうも規制・諸事情で燃料や点火時期を制限し、遅くしているような気がしてなりません。
これの補正をして低回転域のトルクアップとレスポンス改善を出来そうな施策を探してみました。
| 方法 | 期待効果 | 可否:ポイント |
|---|---|---|
| スロットルポジションセンサー交換 | 名言はされていないがスロットルレスポンス改善を謳っているので、低回転域の補正をしていそう | ✕:1万円程度と安価だがダックス125に適合する製品が無い 残念! |
| サブコン・フルコン導入 | 目的通り補正できそう。導入後のセッティング自由度も高い | △:サブコンでも4万円~と高価。エンジン改造の予定がなければオーバースペック |
| ECU書き換え(リフラッシュ) | 処方次第で目的に合致した効果が期待できる。導入後のセッティング自由度は無い | ○:実施店はほぼ1店舗だが3.3万円なら… |
ECU書き換え(チューニング)について
ECU(英:Engine Control Unit/Electronic Control Unit)とは、パワーユニット(PU)およびギアボックスやドライブバイワイヤなど各種システムの作動を電子的に統合制御するコンピューター装置の総称である。
<Honda公式HP 用語集より抜粋>
ECUはエンジンを制御するコンピューターで、制御動作のためのプログラムやデーターが内部に保存されています。ECU書き換えは機械的な改造ではなく、純正のプログラムデーターを独自の内容で上書きする事でチューニングを施すものです。
探してみると、戸塚区のモトjpさんというショップでDax125にも対応したメニューを提供していることがわかりました。電話で話を伺うと私の希望に合致しているようでした。早速ネット予約をして、施工してもらうためにお店に向かいました。



株式会社MotoJP
所在地:〒245-0064 神奈川県横浜市戸塚区影取町1771-2
TEL:045-392-3308
FAX:045-392-3306
営業時間:10:00–18:00(お昼休憩 12:00–13:00)
定休日:毎週 火・水曜日公式HP:https://www.motojp.co.jp/
Dax125用メニュー:MotoJPチューニングLIGHT(JB04)
※ LightメニューはDax125(JB06)、CT125、GROM、Monky125にも対応
場所はNAPS横浜店の斜向かいです。
MotoJPチューニングLIGHT Dax125(JB04)
チューニングLIGHTのメニューは下記の3店セットで、価格は33,000円(税込)です。<公式HPより>
- 点火マップ 調整
- エンジンの燃焼効率の向上を目的として、さまざまな条件下(エンジン回転数、スロットル・ポジション、ギア・ポジションなど)における、点火時期を遅角(もしくは進角)方向に調整します。
- 特定条件下(加速走行時や巡行時など)におけるトルク・アップや燃費向上、エンジン振動の軽減などの効果が見込めます。
- アクセルオフ時の燃料カット 調整
- 走行中にアクセル・グリップを全閉位置に戻すと、燃料噴射装置からの燃料供給が遮断される条件(ギア・ポジションやエンジン回転数など)を調整します。
- 特定条件下(主に低いギア・高いエンジン回転数など)で発生するドンツキや過剰なエンジンブレーキを軽減する効果があります。
- 燃料マップ調整 (最適化)
- ノーマルマフラーからJMCAフルエキゾーストマフラーまで対応した”燃料マップ 調整”を実施します。
- 最近の車両は燃料噴射量が大きく絞られており、特に常用域ではエンジンが持つ本来の性能を引き出せていないケースが多いため、適切に燃料噴射量を調整することにより、常用域のトルクを大きく増やす効果が見込めます。
- “常用域のトルクを増やしたい…”、”エンジンを気持ちよく回したい…”というご要望に対して効果的です。
ECUを書き換えてもらいます



入庫後は施工内容について詳しく説明を受け、承諾書に署名、支払いを済ませたら、あとは待つだけです。小1時間程待つと作業が完了しました。
施工前・後で外観は何も変わりません。w ダックス125の場合、シートをキーで開けると出てくるオレンジのサービスコネクターに機器をつなげるだけで施工できるそうです。
メニュー化されたECU書き換えは作業工賃というより、開発&テストで作り上げた知的財産(プログラムデーター)の使用料なのですな。
ECU書き換えの結果
以下がこのチューニングの結果・感想です。
5,000rpm手前の低回転のトルクが少し力強くなりました。上り坂で各ギヤが粘ってくれるので、従来より上りで速度低下がし難くなりました。
アクセルレスポンスが良くなったので全体に加速がスムーズです。つい回しすぎてしまいます。
エンブレがマイルドになりました。ブリッピングをせず雑にシフトダウンしても前のめりになり難くなりました。反面、峠で下りが続くようなシーンではエンブレが少し頼りないです。
燃費は60km/lから50km/l程度へ悪化しました。(タイトな峠を比較的大人しく?走行で)50km/lでも十分に高燃費ですが、燃料タンクが小さいダックスでは満タンで210km走れたものが、175kmに減るということです。
チューニングには対価・デメリットが付き物なのでネガな点もありますが、不満が解消したので結果は満足です。
これで今までより気持ちよく乗り回せるようになりました。(^o^)v もっと走りますよ~。
それでは、今日はこの辺で。 少しでも参考になったら嬉しいです。
毎日の生活を楽しんで行きましょう〜〜



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