DoD ぺらもえファイヤー 2次燃焼の焚き火台は主役になれるか?!

炎が安定すると2次燃焼が始まるキャンプ
DoD ぺらもえファイヤー 炎が安定すると2次燃焼が始まる

こんにちはーーにもじ ニモジです。

焚き火台は長年、ピコグリル・タイプのものを愛用しています。”軽くて、組み立てが簡単で、よく燃える”ほぼ非の打ち所のない焚き火台です。オリジナルに感謝!! なのですが、少し飽きて来ました。w

はじめに

キャンプやアウトドア活動において焚き火は特別なひとときを提供してくれます。その中で、DoD(ディーオーディー)の2次燃焼が楽しめる焚き火台が気になりました。
このシリーズは4種類あるようです。その中で、サイズが手頃で組み立て式の”ぺらもえファイヤー”を買ってみました。相変わらずDoDの商品ネーミングは独特です。w

”ぷちもえファイヤー” :Sサイズで組み立て式でない 

”ぺらもえファイヤー” :Mサイズで組み立て式

”めちゃもえファイヤー”:Lサイズで組み立て式でない

”すけもえファイヤー” :XLサイズで組み立て式 サイドがメッシュで炎が透けて見える

製品の概要

「ぺらもえファイヤー」は、DoDが提供するステンレス製の焚き火台で、最大の特長は二次燃焼構造にあります。この構造により、燃焼効率が向上し、煙が少なく、美しい炎を楽しむことができます。ただし、「ぺらもえファイヤー」は、”重い”・”組み立てが面倒”・”熱で歪む”というデメリットもあります。

商品仕様

カラーシルバー
参考価格(税込)9,750円
サイズ(約)W32×D14×H23cm
収納サイズ(約)W32×D23×H3cm
総重量(約)1.8kg
材質製品本体、ゴトク、テーブル:ステンレススチール
キャリーバッグ:ポリエステル
静止耐荷重テーブル:10kg
ゴトク:3kg
セット内容製品本体、バンド、ゴトク、テーブル、キャリーバッグ
JANCODE4580742232359
公式サイト 商品説明より引用

この焚き火台は燃焼室(箱?)が2次燃焼を生み出すために2層構造に担っています。だから、薪が入れられる内箱のサイズはW27.5×D9.5(開口部)×H8.5cm(深さ)とスペック上のサイズより一回り小さいです。

開封の様子

キャリーバックに入った本体と説明書
キャリーバックに入った本体と説明書
収納状態
収納状態
パーツ点数が多い
パーツ点数が多い

収納バッグを開くと、バンドでまとめられた本体が入っています。新品はステンレスがピカピカで美しいです。

メリット: 二次燃焼構造

箱の底で着火しなければならない
箱の底で着火しなければならない
炎が安定すると2次燃焼が始まる
炎が安定すると2次燃焼が始まる

「ぺらもえファイヤー」の最大のメリットは、二次燃焼構造にあります。この構造により、薪や炭の燃焼効率が向上し、煙の発生が抑えられます。風向きによって煙から逃げ回るということも少なくて済みそうです。

キャンプやアウトドアの醍醐味である美しい炎を楽しめます。内面から吹き出し、立ち上がる2次燃焼の炎のゆらぎは見ていて飽きません。

但し、燃焼効率が良いと行ってもやはり薪の炎なので、調理に使うと器具にはススが付きます。

デメリット: 重量と組み立ての難しさ

気になるポイントをピコグリル398(オリジナル)と比較するとこんな感じです。

ぺらもえファイヤーピコグリル398備考
収納サイズW32×D23×H3cmW33.5×D23.5×H1.3cm平面サイズはほぼ同じ ピコグリルが圧倒的に薄い
総重量約1.8kg約0.5kgぺらもえファイヤーは手に持つとずっしり重い。
部品点数12点4点ゴトク、スピット含む。収納ケース除く。

「ぺらもえファイヤー」にはいくつかのデメリットも存在します。まず、1.8kgとやや重いため、持ち運びに制約が生じます。バイクツーリングでは無視できない重さです。

基台と外枠は広げるだけで簡単
基台と外枠は広げるだけで簡単
内箱は部品数が多く、組み立ても難しい
内箱は部品数が多く、組み立ても難しい
組み立てた内箱を外箱にセット
組み立てた内箱を外箱にセット

また、組み立てが複雑であるため、初心者や手軽なアウトドアを求める方には使い勝手が悪いかもしれません。パーツ点数はゴトクも入れると、全部で12点!と多いです。これを全部組み立てるので時間もそれなりにかかります。初めて使う前に、自宅で組み立て練習しておくことを強く推奨します。w

私は内箱が説明書通りの手順だと旨く組み立てられなかったので、短い側面のパネルを最後にはめるようにしたらなんとか組み立てできました。

デメリット: 高温での歪み

一度の使用で派手に歪みます
一度の使用で派手に歪みます

「 使用後は熱で変形、変色します。次回使用時は歪みを手で調整しながら組み立てを行ってください。」と公式HPでもアナウンスされている通り、ステンレス製の特性により高温で内箱がパーツが歪みます。

厄介なのは組み立てより、解体です。歪んだ状態ではパーツの噛み合いが固くなっているので、素手で解体するのは「無理っ!」っていう位に難しいです。パーツで手を傷つけないように手袋をして慎重に解体しましょう。私は手作業ではどうにもならなかったので、最終的にペグハンマーでパーツを外す方向に叩いて解体しました。パーツ1枚が外れれば後は手で解体できました。

使用感と機能性

薪の使えるサイズ、置ける量を再び、ピコグリルと比べてみましょう。

ぺらもえファイヤーピコグリル398備考
燃焼場所サイズW27.5×D9.5×H8.5cmW38.5cm×D26×H12cmピコグリルのH(薪を置ける高さ)は中央部分で測定(約)

燃焼箱の底で火を付けなくてはいけないので、焚付を多く準備するか燃焼時間が眺めの着火剤があると安心です。初めて使ったときは箱いっぱいに枯れ葉を詰めて、二次燃焼が始まったところに薪を焚べて使いました。

ピコグリルでは40cmサイズの薪が普通に平置き出来て、太い薪も3本、4本と問題なく置けます。一方、ぺらもえファイヤーは40cmの薪は収まらないので、斜めに立てかけるようになります。燃焼室の幅が9.5cmしか無いので太い薪だと1本しか焚べられません。細い薪を2本程度でローテーションしながら使うようになるでしょう。景気良く大きな炎を上げたい方には不向きです。(元々、40cmを超えて燃え上がるような焚き火は危険です)

純粋に2次燃焼を起こしたいなら、25cm位の短めの薪を準備して箱の底に落として燃やす必要があります。ペレットのような細かい燃焼素材も使えるかも知れません。(未検証)

立てかけて使うなら、市販の薪を適当に割れば使えます。燃焼が進んで薪が短くなれば勝手に底に落ちていくので、あまり手もかかりません。更に、2次燃焼が起こっていれば薪を絶やさない限り立ち消えも起こりにくいので使い勝手は上々です。

同シリーズの「めちゃもえファイヤー」「すけもえファイヤー」であれば、市販の40cm位の長さの薪が底に落として燃やせるようです。但し、サイズ・重量ともぺらもえファイヤーより大きく・重くなります。

おわりに

本記事では、「ぺらもえファイヤー」のメリットとデメリットを対比して検証しました。誰にもでもオススメできる弱点の無い焚き火台ではないですが、2次燃焼という最大の特徴とメリットを持つ焚き火台でした。その他の課題と2次燃焼を自分の中で天秤にかけて、「買いだな。」となれば、使っての不満も少なくて済むと思います。ご自身のニーズに合った選択をされるのがお勧めです。

 

”ぷちもえファイヤー” :Sサイズで組み立て式でない 

”ぺらもえファイヤー” :Mサイズで組み立て式

”めちゃもえファイヤー”:Lサイズで組み立て式でない

”すけもえファイヤー” :XLサイズで組み立て式 サイドがメッシュで炎が透けて見える

 

それでは、今日はこの辺で。 少しでも参考になったら嬉しいです。

毎日の生活を楽しんで行きましょう〜〜

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