2泊して分かった ローソンハンモックのリアルと設営のコツを全部レポート!

雨の日はタープも必要キャンプ
ローソンハンモック 雨の日バージョン

こんにちはーーにもじ ニモジです。

先週は滝沢園で、今週はふもとっぱらで、ローソンハンモック ブルー リッジ キャンピング ハンモックを一泊ずつ合計2泊使いました。分かったことを正直に書こうと思います。w

”コンパクトで気軽なハンモック”ではない

ビニールから出し
収納サイズ

基本スペックや構成は、開封の様子 を見てください。

他のキャンプ宿泊用品?と比較してみるとこんな感じです。

収納サイズ(cm)重量(Kg)備考
ローソンハンモック
ブルー リッジ キャンピング ハンモック
64×17×12(実測)2.5別途ペグ4本必要
バンドック
ソロティピー1
42×19×192.2TCではない
DDハンモック
フロントライン
38×25×100.86専用ストラップ含まず
3種類の比較

DDハンモックと比較すると2倍越え!、ソロティピーのTCじゃないやつより大きい。w

コンパクトなソロテントより大きく、重いという事です。

残念ながら、軽量コンパクトなハンモックを求める人には向かないです。

設営は意外と時間がかかる

フルクローズ
設営状態

設営の手順はこんな感じです。詳しくは、初設営の様子 を見てください。

DDハンモックだと設営は5分程ですが、ローソンハンモックは倍の10分程はかかります。それでも、一般的なテントの設営と比べれば早いし楽です。

  1. 丁度いい間隔の木を探す
  2. 収納袋から取り出す
  3. 本体を広げスプレッダーバーを連結する
  4. サスペンションストラップを木に括る
  5. サスペンションストラップと本体をカラビナで連結する
  6. サスペンションストラップを張って本体を浮上させる
  7. アーチポールを通してバグネットを立ち上げる
  8. 転倒防止用のガイロープ4本をペグダウンする
  9. 体重をかけてみて、サスペンションストラップ、ガイロープを調整する
  10. レインフライタープを取り付ける

項目に書き出すと多く見えますが、1~7は普通のハンモックと大差ありません。

一番の違いは、「8. 転倒防止用のガイロープ4本をペグダウンする」が必要なことです。

本体の重心が高く、手を離しただけでひっくり返るのでガイロープを張らない状態での使用は現実的ではありません。適当な立ち木があれば、ペグダウンするよりガイロープを木に結ぶ方が安定します。

ガイロープはピンと張っても、実際に乗るとハンモックが体重で下がるのでユルユルになります。サスペンションストラップと共に張りを調整する必要があります。

ハンモックに乗った状態でガイロープが張っていれば乗った時も安定するのですがガイロープは伸縮しないので無理です。

転倒防止のロープを張る向きにコツがある

ガイロープはストラップと直角方向に張る
入口側のガイロープは本体と直角方向に張る

転倒防止のガイロープはサスペンションストラップと水平方向に張った方が、ハンモックに乗った時に下がる動きに対して強いです。

ですが、この向きに張るとハンモック本体を横に引っ張るようになるので、入口のファスナーが引っ張られて閉じにくくなります。ハンモックの中に入って体重がかかった状態ではまず閉じられません。

なので、私が考えた張り方はこうです。

入口側のガイロープは、本体と垂直に近く張る。裏側のガイロープは、本体と水平に近く張る。

完全に水平だったり、垂直だったりという訳ではなくイメージです。”垂直・水平に近い角度で斜め”に張るという意味です。

ストラップを緩めるのがムズイ! 張り方にコツがある

このハンモックはサスペンションストラップで強く張って水平に近く浮上させます。

張る時は、ストラップの端を掴んでグイッと引っ張るだけなので簡単です。

しかし…、緩める時が大変!

金具を立てに引っ張ることで緩むのですが、張力が掛かったストラップは硬くて金具は容易に立ち上げられません。

コツ① カラビナの向きは、ゲートが下

ゲートが上:引ける
ゲートが上:引ける
ゲートが上:× 緩めにくい
ゲートが上:× 緩めにくい

カラビナのゲート(開閉するパーツ)が上を向いていると、ストラップを引く時は問題ありませんが緩めようと金具を立てようとすると引っかかる感じになってうまくいきません。

ゲートが下:引ける
ゲートが下:引ける
ゲートが下:〇 緩めやすい
ゲートが下:〇 緩めやすい

カラビナを逆にしてゲートを下に向けると、金具を立ち上げる時に引っかからず少し緩めやすいです。

ただ、いずれにしても金具のわずかな端を持って指で立ち上げなければいけないので簡単では無いです。

コツ② ストラップの長さは均等に張る

ローソンハンモック 張れた
ストラップの距離はバランスよく

おそらくストラップに掛かる張力がアンバランスなのが良くないのだろうと思いますが…理由ははっきりしません。

ただ、ハンモック本体を偏らせて張ったら…ストラップを緩めるのにすごく苦労しました。(ふもとっぱらで張った時に、少しでも眺めが良い場所に設置しようとした)その後、ハンモック本体が木と木の中心に来るように張り直したら比較的楽に緩めることができました。ですので、これは経験則です。

雨の日は別途タープが必要

雨の日はタープも必要
雨の日はタープも必要

ブルー リッジ キャンピング ハンモックはレインフライタープが付属し、本体ボトムもテント相当の耐水圧を持っています。ですので、雨に強いのはとても良いポイントです。

ですが、キャンプでは暖かい食べ物も食べたいですし、暖かい飲み物も飲みたい。

ハンモックの中で火は使えませんし、ハンモックの下で調理をしたり過ごしたりできる程の大きさもありません。

ですから、雨の中でキャンプをしようとすると、実際はタープが必要です。

付属のレインフライタープは雨の吹込みが防げて、就寝時の目隠しになるので併用します。

これで、普通のハンモックと同じかと言えばそうでもなく…

普通のハンモックは、就寝時にタープをAフレームにして全体を包むことができます。Aフレームは全体のシルエットが小さくなり、比較的風の影響を受けにくいスタイルです。ですが、ブルー リッジ キャンピング ハンモックは転倒防止用のガイロープが邪魔でAフレームにするのがとても難しいです。

今回の就寝時、ふもとっぱらの強風にあおられてタープのペグが2回抜けてしまいました。その度に、雨の中タープを低く張り直し、抜けたペグを2本差しのクロスに打ち直しました。(~~;

調整ロープを張りすぎてはいけない

アーチポール立ち上げ
本体の支持ロープ(片側10本)初期状態の張り

本体を扇状に指示しているロープの張りを調整することでハンモックのボトムをより平らにできます。自分の好みに張り具合を調整できるのはメリットです。

私もどうせならよりフラットにしようと、中央部分のロープを短くして、張りを強めてみました。

ボトムがフラットに近づけるほど重心が上がり不安定になります。乗るのにガクガクして苦労します。素早く乗ってバランスを取らないと転覆・転倒しそうです。

何回か、試行錯誤をした結果…箱出し・初期状態をわずかに張った程度(中心でロープで2cmぐらい短く)になりました。

広々してイイ! 寝返りは打てるが、うつぶせ寝はキツイ

広々です
中は広々です

この、ローソンハンモックのイチバンの良いところは中が広い事です。

これは素直に感動しました。真っすぐ寝ても両側から挟み込まれないのは新鮮な経験で、今までのハンモックにはなかった快適さです。縦方向にも余裕があるので、腕も上に少し伸ばせます。

凄くイイ!

更に、左右に余裕があって圧迫されないので、寝返りも打てます。寝姿勢を変えられるのは、腰痛になりにくくて良いです。

YouTube!の紹介動画を見た時、確か「うつぶせ寝も出来る」と紹介されていました。できなくは無いですが、限界まで調整ロープを張り、ボトムをフラットに近づけた場合の場合だと重れます。

私は前述の通りボトムがソコソコ沈むように調整したので、うつ伏せはエビ反り状態で腰痛になりそうだったので止めました。w

横方向にリブができるエアマットを使うと更に快適

(画像がありません。w)

私は、KingCampのエアマットを使っています。これは主にハンモック泊用に買ったもので、横方向に気室が並んで、リブを形成するので横からの圧迫を少し和らげてくれていました。

今回もこれを使いましたが、フラットに近い状態を実現してくれて快適でした。

まとめ 少し嫌いになりそうだったけど、今は楽しい

これまで書いたように、使ってみるとネガティブな事柄が目に付いて少し嫌いになりそうでした。

ですが、2泊目で張りの調整が落ち着き、コツが分かってきたことで、広くて快適なハンモックという特徴を改めて感じられました。

慣れてきたというか、癖のある道具なので上手に使えた時がうれしくて楽しいです。

正直言うと万人向けのキャンプ道具とは言いにくいですが…私は使って行こうと思ってます。w

 

既に私のマットは絶版のようですが、これが近いです

それでは、今日はこの辺で。 少しでも参考になったら嬉しいです。

毎日の生活を楽しんで行きましょう〜〜

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