こんにちはーー ニモジです。
ワークマンから新製品のキャンプ用マットレスが出ました。”アルミエアディメンションマットレス”は2023年秋の新作です。欲しくて、Webでお取り置き予約をしてGetしました。神奈川県では1店舗しか在庫がなかったので小田原まで買いに行ったんです。ですが、先日近所のワークマンにふらっと寄ったら、3個も置いてありました。ワークマン製品で欲しい時と買える時が一致しないのは「あるある」かも。w
実戦投入は未だですが、さっそくレビューをレポートしたいと思います。
製品概要と特長の紹介
アルミエアディメンションマットレスは、まるでエア◯ィーブのような三次元網状繊維構造体!w 寝心地と通気性を備え、洗える衛生的なマットレスとのHPの説明にやられました。そしてアルミニウムコーティングの生地でカバーすることで寒さ対策までしてあります。私、自宅で寝るときにこの構造のマットレスを使っていて、こんな感じのキャンプ用マットが出ないかなと待っていたんです。
三次元網状繊維構造体がワンランク上の寝心地を叶える
【三次元網状繊維構造体とは?】
・通気性、弾力性、耐久性、軽量、抗菌性(中材)の機能を有する
・弾力性(クッション性) は、受け止める力と押し返す力を両立させ全身をほど良い反発力でしっかり支えるクッション性が長持ちし体圧分散性がいい
・丈夫でへたりにくいから、使い始めの心地よさが長続き
・体圧分散性がよく、腰が沈み込みすぎない通気性がいい
・三次元網状構造により、湿気や熱気がこもりにくい。
・背中がムレにくく、寝ている間も爽やか裏側はアルミシートで暖かい
・体温を反射するアルミシートを使用することで、保温性を確保衛生的で安心
・三次元網状繊維構造体は、ホコリが出にくい素材を使用
・中材には菌の繁殖を抑える抗菌加工も施されているので衛生的
・水切れが良くシャワーで洗うことができる
・家庭で洗えてお手入れカンタン収納カンタン
ワークマン公式HP 製品特徴 より引用
・折りたたみ式で手間いらず
・ストラップ付きで収納時に便利
価格:4,900円(税込み)
展開の様子とファーストインプレッション
9枚連なっているマットを収納用のベルトを外して広げるだけ。説明の必要もないほど簡単です。w
収納用ベルトは2個のループを持ち手になるベルトで連結されている1体式なので無くし難そうです。ベルトは伸び縮みしない素材で、マットを潰して付けたり外したりします。
広げた感じは十分な広さです。軽く寝転んでみても床の硬さを感じないのでうまく耐圧を分散できているような印象で、期待できます。
公式HPによるとアルミコーティングの面を”裏面”と行っているので、アルミの面を下にして使う想定のようです。ただ、断熱ではなく体温の反射で暖かくしたいならアルミ面を上にして使ったほうが良いような気がします。お好みでリバーシブルに使えば良さそうですよ。
一般的なウレタンマットとサイズ比較
私の持っているウレタンマットはSoomloom製で、サイズは一般的だと思います。これと比較しました。
収納時のサイズを比較した表が下記です。
収納時サイズ(サイズは約) | 幅 | 長さ | 厚み |
ワークマン・アルミエアディメンションマットレス | 60cm | 20cm | 18cm |
Soomloom・ウレタンマット | 55cm | 13cm | 15cm |
差 | +5cm | +7cm | +3cm |
収納サイズはざっくりウレタンマット2個分ぐらいの大きさです。クルマで持っていくにはなんとかなりますが、バイクツーリングのキャンプではこの差は選びにくいですね。収納サイズは手持ちのコットと比べてもアルミエアディメンションマットレスの方が大きいです。
使用時のサイズを比較した表が下記です。
使用時サイズ(サイズは約) | 幅 | 長さ | 厚み |
ワークマン・アルミエアディメンションマットレス | 60cm | 180cm | 2cm |
Soomloom・ウレタンマット | 55cm | 175cm | 2cm |
差 | +5cm | +5cm | 0cm |
使用時のサイズは幅・長さとも5cm程大きくて余裕があります。厚みを測ると同じぐらいなのですが…、ウレタンマットは使い込むと突起が凹んで薄っぺらくなっていきます。一方、アルミエアディメンションマットレスは面で厚みを保つので見た目以上に差を感じます。
快適な寝心地
寝てみた感じでは体重で完全にへたるような感じはなく、腰のあたりでもクッションを保っているようです。蒸れるような感じもありません。ただ、構造体の端は切りっぱなしなので樹脂のワイヤーが外に向いて尖っている場所が所々あります。そこに体があたるとちょっと「イテッ」っとなります。
実際にキャンプに持ち込んでいないので、防寒性の点は未検証です。
寝心地はウレタンマットよりずっと良くて、コットより良いぐらいです。ただ、地面が砂利の場合など地面の凹凸は体に伝わると思います。その点ではコットに軍配が上がります。荷物が増えるのを承知で、コット+アルミエアディメンションマットレスで使うと寝心地は最高でしょう。
耐久性とメンテナンスのアドバイス
商品説明によると「丈夫でへたりにくいから、使い始めの心地よさが長続き」となっています。キャンプ用のマットの寿命は潰れてへたることによって使えなくなることが多いので、その点では期待が持てそうです。しかし、購入したばかりなので実際のところは未評価です。
中材は抗菌加工も施されていて、「水切れが良くシャワーで洗うことができる」となっています。カバーから出してシャワーで洗えるようです。頻繁に洗うような道具ではないですが、使い込んで気になったら洗い流せるのは気分的が良いです。
カバーは”家庭で洗えてお手入れカンタン”となっていますが、取扱い注意のタグを見るとずらっと洗濯表示マークが並びます。左から順に以下のような意味です。
- 液温は40 ℃を限度とし、手洗いができる
- 塩素系及び酸素系漂白剤の使用禁止
- タンブル乾燥禁止
- 日陰のつり干しがよい
- アイロン仕上げ禁止
- ドライクリーニング禁止
アルミコーティングであるため、このようになかなか繊細な洗濯を要求されます。”お手入れカンタン”を名乗るのはちょっとどうかと思うレベルです。それでも、”洗おうと思えば洗える”というのはメリットではあります。
他のユーザーの口コミや評価
発売間もない商品なので、公式HPの口コミも少ないです。私が上に書いたことと違う視点・意見を抜粋させてもらうと以下のような口コミでした。
公式HP 口コミより抜粋
- エア漏れの心配が無いクッション性と通気性を兼備えたマットです
- ちょっと滑ってしまうところがコットの上だと気になった
- 車の中で使うなら圧倒的に銀マットよりこっちがオススメ
- 厚みのわりに地面の固さを感じないし、アルミで冷気も感じない
概ね、高評価なようです。エアマットと比べてエア漏れの心配がないというのは確かにその通りですね。
購入の際の注意点やポイント
ワークマンさんの商品は、企画時に基本的に生産数を予め決められているそうです。なので、予想を超えて人気が出ると簡単に品切れになりますし、そもそも少量生産の商品は始めから品薄です。店舗でみかけて気になったら実物をよくチェックして購入を考えてください。どうしても欲しいなら、Webで購入または”店舗取置依頼”を利用するしかありません。アルミエアディメンションマットレスは”店舗取置依頼”対象の商品です。
総括と結論
メリット | デメリット |
◯:一回り大きいサイズでゆったり使える ◯:クッションが良く、寝心地が良い ◯:蒸れず、保温効果も期待できる ◯:いざとなれば洗える △:お手頃価格 | ✕:収納サイズが大きく、嵩張る △:表面が滑りやすい(アルミコーティング面だけ?) |
4,900円(税込み)という価格はキャンプ用のマットとしては高いですし、もう少し出せばコットが買える価格帯です。単独で使うというよりコットにプラスして快適な寝床を作る道具という位置づけのように思えます。
収納サイズが大きい点はキャンプスタイルに関わる事なので、ここは注意されて判断されるのが良いでしょう。キャンプ場によってはこれ一つで快適な寝床が完成しないかもしれないので、コットと併用することを考えると相応の容積になります。寝床用の道具単体で考えたら、適応範囲が広く快適なのはコットに軍配が上がります。
この点をクリアできれば、良い買い物になるのではないかと思います。
実際にたくさん使って、気づいた点があれば更新してレポートしますね。
それでは、今日はこの辺で。 少しでも参考になったら嬉しいです。
毎日の生活を楽しんで行きましょう〜〜
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