こんにちはーー ニモジです。
はじめに・購入した理由
先日、長年一緒に旅をしてくれたバイク、ホンダ NC750X DCTを手放した事を記事にしました。
バイクを降りる気はなくて、気軽に乗れるもっと小さいバイクに乗り換えるのが目的でした。
その時の記事:8年乗った愛機が、KATIXで最初の査定の2倍で売れた件
”気軽=125cc”と考え、このクラスで一番人気の”CT125・ハンターカブ”とか、子供の頃好きだったダックスのオマージュである”Dax125”あたりを候補で考えていました。ところが、バイク屋さんに実車を見に行ったところ、近くに置いてあった”ホンダADV160”に惹かれて買ってしまったのでした。w
当初は納車待ちで数ヶ月はバイク無しになるのを想定していましたが、希望車種の在庫が合ったことで契約から1週間ほどでめでたく納車となりました。
購入した理由:
- 125ccクラスだと結局物足りなくなりそう。LEAD125も手放したし…
- 先代バイクとつながりを感じる。
- NC750X:X-ADV(兄弟):ADV160(子)と考えると甥っ子?
- なんかカッコいい。w
という訳で、今回は私が新しく購入したホンダADV160について、詳しくご紹介します。これまで様々なバイクに乗ってきましたが、ホンダADV160に感じた魅力や実際の使用感についてお伝えしたいと思います。この記事を読むと、あなたもこのバイクに興味が湧くカモ。
デザインと外観
外観の特徴
ホンダADV160のデザインは、非常に先進的でアグレッシブです。フロントマスクはシャープで、ほぼ全身が樹脂で覆われたスクーターながら、メカっぽい造形は力強さを感じさせます。ヘッドライトやフロントマスクのデザインは他車と似ておらず(X-ADVには似てますw)、スタイリッシュな印象です。私的には機動戦士っぽいイメージだと感じます。
カラーバリエーション
ホンダADV160は、カラーバリエーションは4種類。マットダリアレッドメタリック、マットガンパウダーブラックメタリック、パールスモーキーグレー、パールボスポラスブルーから、自分の好みに合わせて選ぶことができます。レッド・ブラックがマット系、グレー・ブルーが艶系です。
私が選んだのはパールボスポラスブルー。都会的でクールな印象を与えるこのカラーは、どんなシーンでも映えそうです。他の色はどれも落ち着いてシックな印象です。元来、ブルーが好きなのと一番明るい印象だったので、私はブルーを選びました。これは最後に追加されたカラーらしいので、街中であまり見かけないのも嬉しいです。
幸い、お世話になったバイク屋さん(U-MEDIA湘南)では全色を見ることが出来たので、他のカラーも大いに迷いました。このカラーバリエーションなら多くの人が好みのカラーを見つけられそうです。
デザインの魅力
バイクは「カッコいい!」と思って買うものなので、惚れ込んだ者の贔屓目です。w
X-ADVの系譜で、コンパクトながらアドベンチャーバイクとして全体のデザインバランスがとられています。複雑なラインと曲面で構成されていて、どの角度から見ても美しいラインが際立ちます。パーツの安っぽさは感じません。特に脚周りはこのクラスのスクーターにしては豪華です。
エンジンと性能
詳しいスペックなどは、ホンダ公式HP ADV160で:https://www.honda.co.jp/ADV160/
メーカー希望小売価格は、473,000円です。
エンジンのスペック
ホンダADV160には、156ccの単気筒エンジンが搭載されています。このエンジンは、ホンダ独自の技術が詰め込まれており、滑らかな加速と高いトルクを実現しています。最高出力は、12/8,500 kW/rpm(16/8,500 PS/rpm)です。このエンジンはPCX150⇨160となった時に4バルブ化され”eSP+”と命名されたようです。150の頃から性能を落とさず環境性能を向上させたもののようです。
市街地やワインディングでは全くストレスなく走行できます。高速道路は…贅沢を言わなければ充分走れます。w
パフォーマンスと走行感
実際に乗ってみると、そのパフォーマンスに驚かされます。160ccというクラスを正直なめてました。w
ボディの軽さと相まって加速はスムーズです。スタートはスッーと前に出ます。コーナー出口からも危なげなく加速します。高速道路でもトラックを追い越すぐらいは余裕の加速性能です。
ブロックパターンっぽい純正タイヤをはじめは警戒していましたが、これが意外とオンロードのグリップが良いです。無茶しなければワインディングもスイスイとコーナーを安定して抜けられます。
スクリーンは2段階に高さが変えられますが…ウインドウプロテクションは控えめです。ノーマルでは風を受けて、ライディングを楽しみます。
燃費と環境性能
燃費についても非常に優れており、市街地走行でも長距離ツーリングでも経済的です。スペック上は、WMTCモード 42.5 km/Lですが、慣らし運転で下道ツーリングをした際には45km/Lをオーバーしました。また、環境性能も高く、排ガス規制をクリアするエンジンは、環境に配慮した設計となっています。
乗り心地と快適性
シートの座り心地・足つき性
ホンダADV160のシートはやや固めです。私は尻の皮が長距離ツーリングで鍛えられているので痛くなりませんが、人によっては長距離を走るとお尻が痛くなるかも知れません。
シート下が収納なのでシートが下に向かって広がります。脚が開くようになるので、足つきはあまり良くありません。私は身長176cmの昭和体型です。シートに深く座ると両足のかかとベッタリとはなりません。
※購入時にオプションのエアフローシートカバー(お尻が蒸れにくい)を付けました。シート面が前傾していて、乗っていると次第に前にずり落ちて行きます。納車時にピンと張って取り付けてくれたのが良くなかったようで、自分でノーマルのシート面に沿わせて付け直したらずり落ちなくなりました。
サスペンションの性能
サスペンションは前後ともしっかりしていて、スクーターというよりオートバイ然としています。リアショックなどはリザーバータンク付きのダンパーが装備されています。
納車直後はサスの動きが悪く、ゴツゴツした感じでちょっと不満でした。しかし、慣らし運転が終わる頃にはサスのゴツゴツした突き上げ感は気にならなくなりました。サスが馴染んだのか、体が慣れたのか…w。
走行中の安定感
走行は”意外”と言っては失礼かもしれませんが、安定しているので驚くほどです。”小さなタイヤのスクーター”なので、コーナー途中でヨレたり、路面のくぼみで振られるようことを想像していましたが、それとは別物の安定感で走ってくれます。嬉しい誤算です。
ニーグリップは出来ませんが、かかとでボディを挟んでやれば安定します。軽いので、上半身で振り回すような走り方も操りやすいです。
高速道路は少ししか走っていませんが…車重が軽く、小径タイヤなので横風は怖いです。通常のコンディションなら走行車線は余裕で巡航できます。
技術と装備
主要な技術装備
ホンダADV160は走行安定性のための装備が豪華です。フロントのみですが、ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)が付いています。これにより、急ブレーキ時でもタイヤがロックせず、安全に停止することができます。また、HSTC(Honda セレクタブル トルク コントロール)も装備されており、滑りやすい路面でサポートしてくれます。
※納車日に少し走りに行ったら…ブラインドコーナーの出口で合図も出さずに急にUターンを始める、お馬鹿ライダーが居てフルブレーキングとなりました。フロントのABSからはレバーに「トトトトッ」という感じのフィードバックが有り、姿勢を崩すこともなく止まりきれました。納車日に事故車にせずに済みました。怖かったぁ。
スマートキーシステム
クルマでは常識のスマートキーですが、このクラスのバイク・スクーターにも付くようになったのですねぇ。キーを身に着けていれば、イグニッションのON/OFF、ハンドルロック、シート/フューエルリッドの操作ができます。
遠隔でウインカーを点滅させて駐車場で自車を探すアンサーバック機能もあります。
クルマと違ってドアロック出来ないので、中途半端に離れた状態で他者に操作されないようにスマートキー自体をOFFにする機能も付いています。
その他の装備・機能
シート下のラゲッジスペースは容量29Lあり、プロテクター入のライダースジャケットがすっぽり仕舞えるサイズです。しかし、残念ながら高さが足りないので、多くのヘルメットは収納できません。
フロントのインナーボックスは2Lです。内側にUSB充電ポートがあります。インナーボックスは鍵がかからないので中に何か保管することは出来ませんが、走行中にモバイルバッテリーを充電しておくような使い方が出来ます。サイズ的には500mlのペットボトルが入るようです。
実際の走行レビュー
ADV160は”スクーター”です。リアブレーキは右足ではなく、左手です。変速が自動で無段階変速してくれてイージーです。その代わりに、シフトダウンで強めのエンジンブレーキを掛けたり、加速に備えてギアを落としておくといった”オートバイ”的な操作が出来ません。
以下はスクーターを前提とした操作性、走行性レビューです。
市街地での使用感
市街地での使用感は非常に良好です。コンパクトな車体と軽快なハンドリングのおかげで、渋滞や狭い道でもストレスなく走行できます。駐車時などの取り回しも楽々で、初心者からベテランまで安心して乗ることができます。
軽快に走れて、幹線道路の流れに余裕で乗れるので通勤や通学に使うのも良さそうです。
ツーリング・ワインディングでの性能
慣らし運転の下道メインで300km程のツーリングをしてきました。市街地は前述の通り、快適です。更に、ワインディング・峠のグネグネ道は無茶をしなければ、かなり快適にハイペースで走れます。バンク角は十分あります。
走りが軽快で操作が楽なので、距離を走ってもストレスが少なく疲労が溜まりにくいと思います。シートの硬さは私は許容範囲です。w
燃費は良好です。下道メインのツーリングでは45Km/Lを超える燃費を記録しました。(メーターの燃費記録機能による)タンク容量は8Lで、300kmの無給油走行が余裕で出来ました。このぐらい走ってくれるとツーリングの計画に幅が持たせられます。高速道路を走行すると若干燃費は落ちると思います。
ADV160はアドベンチャーバイクなので、そこそこオフロードも走れるように作られているはずです。ですが、私は積極的にオフロードを走るつもりはないので、オフロードでの走行感は無評価です。
メンテナンスとコスト
日常のメンテナンスポイント
何せホンダのスクーターですから…”オイル交換をサボらずやる”・”違和感を感じたら調べる” を、やっていけば問題は無いと思います。もちろん、基本的な点検やメンテナンスをしっかり行うことで、長く安心して乗り続けることができます。
ノーマル状態のままなら2万kmぐらいまで、駆動系はオーバーホール無しで走ってくれるようです。
メンテナンスのしやすさ
私は基本的に自分でできることは自分でやります。簡単に触ったり、見たりした範囲ですが、整備性は悪くないと思います。ADV160に限らずスクーターの鬼門は外装の脱着です。構造がわからずにやると、カウルの爪を折ったり、割ったりするので自分でやる場合は下調べが大事です。自信がない場合は、プロにお任せするのが最良です。
ホンダのバイクなので必要な部品が手に入りやすく、情報も充実しています。自分で整備する場合でも条件は恵まれています。
維持費とランニングコスト
維持費についても、燃費の良さと相まって非常に経済的です。車検もありません。大型のバイクと比べて、タイヤやブレーキパッドといった部品も安価です。オイル容量も0.8L程なので1L缶を買えばエンジンオイルとギアオイルが交換できます。ランニングコストは125ccバイク並みでしょう。
但し、任意保険は2輪車枠になるので、大型バイクと同じ保険料が掛かります。125ccバイクはクルマの保険に入っていればファミリーバイク特約を付けて保険料を節約できるので、保険料の点では大型バイク並みです。
結論
ホンダADV160は、こんなバイクです。
- 燃費が良く、ランニングコストが安い。
- 機能的な装備が充実している。ヘルメットは入らんけど、ラゲッジも充分広い。
- 走りが軽快で、市街地からワインディングまで楽しく走れる。
- 高速道路にも乗れるので長距離ツーリングもできる。
- その気になればオフロードだって走れる?
- カッコいい! w
ホンダADV160は非常にバランスの取れたバイクであり、多才です。オールラウンダーでスプリンターです。デザインが気に入れば、あらゆる使い方に不足なしです。多くの人の様々な希望に応えられるバイクでは無いでしょうか。
「カッコよくて、あれこれ使える、手軽で軽快なバイク」という私の希望にピッタリ! 買って後悔してません。気になるのはカスタムパーツが豊富なことでしょうか。カスタム沼が待っている気がするので節度を持ってポチるとしましょう。w
以上、ホンダADV160の紹介でした。これからもバイクライフを楽しんでいきましょう!
それでは、今日はこの辺で。 少しでも参考になったら嬉しいです。
毎日の生活を楽しんで行きましょう〜〜
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