こんにちはーー ニモジです。
「発売したらしい」「品薄らしい」と噂を聞いていたダイソーのダッチオーブン。
奥様のお供で、久しぶりに訪れたダイソーで大量に売られているのを発見し、一つ仕入れたのでした。
キャンプで使って遊んできたので、感想などお伝えしたいと思います。
ダイソーと同じようなサイズもキャプテンスタッグからも出ています↓
ダイソー ダッチオーブン
原産国:中国
ダイソー公式ストア 商品説明より
材質:本体:鋳鉄、表面加工:向日葵油(種:ヒマワリ、属:ヒマワリ)、持ち手:ステンレス鋼
商品サイズ:本体:16.5cm✕12.5cm✕11.5cm、把手:19cm✕0.3cm✕0.3cm
内容量:1個入
種類:温度ムラが少なく、料理を美味しく仕上げる
内径:11.5cm
重さ:1.5kg
容量:0.7L
”種類”の項目はたぶん”特徴:温度ムラが少なく、料理を美味しく仕上げる”でしょうね。
内径11.5cm、容量0.7Lの小ぶりなダッチオーブンです。ソロキャンプで使うのに良さそうなサイズ感です。鋳物なので少々重いですが、ちゃんと蓋まで鋳物なので蓋から加熱も出来そうです。
収納状態は、蓋と本体がそれぞれビニール袋に入って、逆さにした蓋と本体の間に段ボールが挟んであります。箱から出してもあまりコンパクトになりません。私は箱・ビニール袋・段ボールを捨てずに、買った状態のまま(箱に入れて)キャンプに持って行くことにしました。
シーズニングします
ミックススパイス類も”シーズニング”と呼びますが、ここでは鉄の調理器具を油ならしする事です。
鋳物、鋳鉄なので油が切れるとすぐに錆びます。そして、最初にさび止めで塗られている油は食用に適さないかもしれないので、落として新たに安心な油で慣らします。以下は箱にも書いてある公式のシーズニング(最初のお手入れ)方法です。
・初めて使用する際は、食器用洗剤で洗い、乾燥させてください。
ダイソー公式ストア 商品説明より
・食用油をプレートになじませ、弱火で加熱します。
・プレートの余分な油をキッチンペーパーなどで拭き取ります。
もちろん説明書通りで大丈夫です。私は自己流ですがこんな感じでシーズニングしました。
- 程々に洗剤で洗って、程々に乾かす。(ガッツリ洗って乾かすと錆が出る時があるので”程々”)
- 最初のコーティングを取るためにから焼き。(うっすら煙が上がって、表面の色が少し変わるぐらい)
- キッチンペーパーで油を塗る。(少し冷ましたら熱いうちに、革手袋をして菜箸使って)
- 手で触れるぐらいまで、冷えたら新しいキッチンペーパーで全体の油をふき取る。
- 再度焼く。(くず野菜などがあれば、この時に油で炒める。野菜は焦げる前に捨てる。)
- No.3 No.4を繰り返し。
ここまですると、黒く艶っとします。
パンを焼いてみました:食事パン
「オーブンならパンでしょ!」と短絡思考で…初火入れでパンを焼くことにしました。w
私、最初からパンを焼いたことなんてありません。w YouTubeで見たあやふやな記憶でやってみます。
このダッチオーブンに適した分量も分からないので、色々と手探りで(適当に)作りました。
キャンプ場まで行く間に、クーラーバックの中でもだいぶ発酵が進んだようです。それを無かったことにして、二次発酵とか書いていますが本当は何次だか…w 時間に余裕があるなら、現地で生地から作った方がきちんと発酵の管理ができると思います。
焦がしたく無かったので、底にはアルミホイルを敷いて、ひたすら弱火で焼きました。上に焼き目をつけるためにひっくり返したり…
そろそろ良いかなと思った頃、緊張の糸が切れて目を離してしまったので、底は黒焦げに…orz
ナイフで焦げを削ぎ切り、二つに切ってみたらなんとかパンになっていました。
食べてみると、意外にも”あまじょっぱい”、悪くないパンになっていました。ただ焦がしてしまったので、焦げ臭いにおいが残ってしまったのは残念でした。
今回のサイズは一人の一食分なら丁度いい分量でした。このダッチオーブンに丁度のサイズのパンにするなら、強力粉を130~140g程にして上手に発酵させる感じでしょうか。
結論:ダイソーのダッチオーブンでパンは焼けます。工程を楽しめるならアリです。
全行程をキャンプ場でやろうとすると、2時間ぐらいの時間がかかります。これを楽しめるならアリだと思います。
ただ、パン職人ばりの凄腕でない限り、パン自体の味は市販のものの方が美味しいでしょう。w
大き目のパンを焼いてみました (追記)
小麦粉75gでは小さめでした。今回はオーブンにぴったりのパンを焼いてみようとチャレンジしました。
レシピで前回と違うのは粉と水を増量した事、発酵を最初からキャンプ場でやったことです。
気温も高かったので、発酵は順調で前回よりしっとり。ふっくらした生地になりました。
焼き始める前にガスで炭に火をつけて蓋に乗せました。今回はダッチオーブンらしく蓋からも過熱してみました。
焼き始める前は蓋に触れない程度の量だったのが、焼き始めるとさらに膨らんで蓋を押し上げる程になりました。蓋で押さえ付けて焼くような形になったので、このオーブンにぴったりのサイズを目指すなら、もう少し少なめの粉の方が良いかもしれません。(強力粉100~110g程)
様子を見ながらガスの弱火で30分程で焼きあがりました。写真は焦げの少ないベストの向きからの写真です。w
前回より少しだけ柔らかく、パンらしい仕上がりになりました。ちょっとだけ美味しいかも。(@自画自賛 w)
ご飯を炊いてみました:3/4(四分の三)合
炊飯中は勢いよく湯気が出ます。水蒸気・湯気でのやけどは重症化しやすいので十分注意しましょう!
積極的におこげを作りたいのでなければ、音や匂いが変わってから火を止めるのでは遅いと思います。タイミングの見極めが成功すれば、おいしい炊き立てご飯が出来上がります。
固形燃料などを使った”ほったらかし炊飯”もいけると思いますが、火加減と火から降ろすタイミングを自分で見つけてからの方が成功率が上がるはずです。
パンと違って炊飯は感覚を掴めているのか、芯も無くふっくら美味しく炊けました。初めてのダッチオーブン炊飯は成功です。
底のご飯もうっすらとお焦げが出来ている程度で、焦げ付きもありませんでした。
結論:ダイソーのダッチオーブンは炊飯に向いてます。メスティンより良いカモ。
ご飯が美味しく炊けて、よそって直ぐにふたを閉めれば、最後まで暖かいご飯が食べられました。
ダッチオーブンは…熱がムラなく伝わり、丸い底で具材が対流し易くて、重い蓋で蒸気の圧力がかかり、調理後も少しの間保温できる…という訳で、炊飯が苦手な訳がない。問題はサイズですが、このダッチオーブンなら1.5合まで炊飯できそうなので、ソロからペアの炊飯に丁度いいです。
使ってみて
- 煮る・炊く…◎:熱ムラが少なく保温力も高めなので向いています。問題なく使えるでしょう。
- 蒸す…〇:重い蓋で蒸気を留めるので向いています。ただ、丁度いい底網が要ります。
- 焼く…△:オーブンとして焦がさずこんがり、は難しいです。ダッチオーブンとしては小さく・薄手なので、焚火で微妙な火加減を実現するのは上級者の手腕が必要だと思います。上からも上手に加熱しようとすると、別途ガスバーナーを使って炙るという事になりそうです。上から加熱できる焚火の熾火・炭火がある状態で、下からバーナーで火力調整して使うというのが正解のような気がします。
1,100円(税込み)とお安いので、試しに遊んでみるにはぴったりのダッチオーブンでした。楽しい!
ソロのメインクッカーと考えると0.7Lのサイズはやや小さい・そして、1.5kgは重い!
最初にキチンとシーズニングをして、使った後は洗って・乾燥させて・油を塗る。お手入れが手間。
本当に作りたいメニューがある人が、”オーブン”として使うには心細いように思います。
キャプテンスタッグはお手頃価格の5サイズ展開
バンドックは一般的サイズがお手頃
コールマンはスタンダード?
それでは、今日はこの辺で。 少しでも参考になったら嬉しいです。
毎日の生活を楽しんで行きましょう〜〜
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